側頭部は薄毛だけでなく白髪が最も発生しやすい場所でもあります。鏡を見てこめかみ辺りにキラリと光る白いものを見つけて老化を実感した経験がある人は多いでしょう。実は側頭部の薄毛と白髪には共通した原因があり密接に関連しています。それは血行不良と細胞の老化です。側頭部は視神経や聴覚神経が近く脳の活動による老廃物が蓄積しやすい場所でありながら血管が細く血流が滞りやすい構造をしています。血行が悪くなると毛根にある毛母細胞髪を作る工場への栄養供給が不足し髪が細く育たなくなります。同時に色素細胞メラノサイト髪に色をつける工場への栄養も不足し機能が低下あるいは細胞そのものが死滅してしまうことで白髪になります。つまり側頭部の血行不良は薄毛と白髪というダブルパンチを引き起こす元凶なのです。さらに加齢による抗酸化力の低下も拍車をかけます。体内で発生した活性酸素は細胞を錆びつかせ老化させますがメラノサイトは特に活性酸素のダメージを受けやすい細胞です。ストレスや紫外線喫煙などは活性酸素を増やし側頭部の老化を加速させます。対策としてはやはり血行促進と抗酸化ケアが鍵となります。頭皮マッサージで血流を良くすることは薄毛と白髪の両方に効果的です。また食事では抗酸化作用のあるビタミンCやEポリフェノールを含む野菜や果物を積極的に摂りメラノサイトの原料となるカルシウムや銅を含む海藻類や豆類も意識しましょう。白髪染めをする際も注意が必要です。頻繁なカラーリングは頭皮にダメージを与え薄毛を悪化させる可能性があります。頭皮に優しいヘナやマニキュアを選んだり美容室で頭皮保護オイルを使ってもらったりするなどの配慮が大切です。最近ではメラノサイトに働きかけて黒髪を取り戻す成分を配合した美容液なども開発されています。加齢による変化は避けられない部分もありますが日々のケアで進行を遅らせることは可能です。白髪も薄毛も体からの労わってほしいというサインです。年齢を受け入れつつ丁寧なケアで若々しい側頭部を保ちましょう。
側頭部の薄毛と白髪の関係加齢による変化への対策