薄毛治療のウソ・ホント

いざ育毛シャンプーを選ぼうと思っても、あまりの種類の多さに、どれが自分に合っているのか分からなくなってしまうことはありませんか。価格や口コミだけで選んでしまうと、かえって頭皮トラブルを招くことにもなりかねません。自分に最適な一本を見つけるためには、まず自分の「頭皮タイプ」を正しく知ることが最も重要です。頭皮タイプは、大きく「脂性肌」「乾燥肌」「敏感肌」の三つに分けられます。まず「脂性肌」の人は、洗髪後、半日もすると髪がベタつく、頭皮にニキビができやすいといった特徴があります。このタイプの方は、余分な皮脂をしっかりと洗い流しつつも、必要な潤いは残すことができる、石けん系や、アミノ酸系の中でも比較的さっぱりとした洗い上がりのシャンプーがおすすめです。抗菌成分が配合されているものも、皮脂による雑菌の繁殖を抑えるのに役立ちます。次に「乾燥肌」の人は、頭皮がカサカサして、細かいフケが出やすいのが特徴です。このタイプの方が洗浄力の強いシャンプーを使うと、さらに乾燥が進んでしまいます。洗浄力がマイルドで、保湿成分であるセラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどが豊富に配合された、しっとりタイプの育毛シャンプーを選びましょう。そして「敏感肌」の人は、少しの刺激で赤みやかゆみが出やすいデリケートな頭皮の持ち主です。このタイプの方は、何よりも低刺激であることを最優先に考えるべきです。アミノ酸系の洗浄成分の中でも、特に刺激が少ないとされるものを選び、アルコールやパラベン、香料、着色料などが含まれていない「無添加」や「フリー処方」と記載された製品を選ぶと安心です。自分の頭皮が出しているサインに耳を傾け、その状態に合った成分のシャンプーを選ぶこと。それが、効果的な頭皮ケアへの第一歩であり、遠回りのようでいて最も確実な選び方なのです。